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Author:早川圭
ウォーレン・バフェット、ベンジャミン・グレアムらが提唱するバリュー投資を2003年から実践しています。

早川圭の株バリュー投資常勝セオリー (成功者が実践する投資法WINNER’S METHOD SERIES)
早川圭の株「バリュー投資」常勝セオリー


・2005年にエンジュクでセミナーを行いました
割安成長株投資実践セミナー

私の投資座右の銘
1.まず健康であること 
2.信念・哲学無き投資に利益無し
3.人の意見ではなく、客観的な事実に基づいて投資する
4.儲けるより損をしないことを考える。
5.奢るべからず。目立つべからず。盛者必衰の理なり。
6.常識的な判断をすること。
7.常に一定以上の安全率を確保して投資せよ。
8.自分が賢いと勘違いしたら、ビーチで遊んでこい。
9.休むも相場

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DATE: CATEGORY:投資家紹介
ウォール街で勝つ法則をパラパラめくっていたら、以前は気にならなかった箇所が目にとまりました(ちゃんと読んでないのね)。

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低PER銘柄を好む投資家と同様、低PSR銘柄を買う投資家は、「自分は割安株を買っているのだ」と信じている。ケン・フィッシャーは1984年刊行の著書「スーパー・ストック」のなかで、PSRこそ「人気を測るほぼ完璧な物差し」と語り、「PSRの高い銘柄の株価がつり上がる要因は、期待とペテンしかない」と警告している。
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米国においては、PSRがバリュー指標の中で最もパフォーマンスが良いという結果が出ています。指標の間でこのような差異が出てくるのは何でか、という考察が欲しかったのですが、オショーネシーはデータを出すだけ。ウォール街で勝つ法則はこの辺が不満ですね。というわけで、この指標に最初から注目していたケン・フィッシャーを調べてみます。。。
フィリップ・フィッシャーの息子さんだったのですね。無知な私をお許し下さい。

ケン・フィッシャーはフィリップ・フィッシャーの次男として生まれます。大学を出た1972年から10年間父親の会社で働き、経営者や従業員へのインタビューする極意を学びます。意外なことに彼の投資手法はバリュー投資に基づいているようです。父、フィリップは成長株投資の代表選手としてバフェットに影響を与えたことで有名ですが、その息子が今度はバリューに傾倒するのは興味深いです。成長株投資にバリューの概念を加えることで、彼なりの投資法を確立したのでしょう。バフェットと逆のルートですね。


Kenneth L. Fisher


ケン・フィッシャーの投資の特徴はIncademyにまとめられています。以下抜粋して意訳します。

・実際よりも悪いイメージによって不当に株価が安くなっている銘柄に投資する
・中小型株への投資
・テクノロジーセクターを得意とするが、タバコなど地味な産業にも注目する
・株価が妥当な水準に戻ったら売却する(父親は決して売らなかった)
・ヨーロッパなどの外国株にも投資する(最近はロンドンにオフィスを構えた)

「スーパーカンパニー」を探し出せ
ここで言うスーパーカンパニーとは、平均を上回る成長力を生み出すことが可能な、きわだったビジネス素質をもつ企業のことです。

スーパーカンパニーの特徴
・成長への順応−成長への執着があること。それが従業員にも浸透していること
・卓越的なマーケティング−顧客のニーズを見抜き、満たせること
・反則的な優位性−例えば、セクター内で最も低コストに製品を作れるとか
・作業者とのクリエイティブな関係−特に、スタッフのアイデアを聞くこと
・最高の財務コントロール−最先端のプロセスとシステムを備えていること

企業が取り扱う製品にはサイクルがあり、ある製品が市場に行き渡るといつかは売上が落ちてきます。これを製品Aとしましょう。企業が新製品Bを出す前に製品Aの売上が落ちてくると、企業は赤字に転落し、株価は下がります。この状態をケン・フィッシャーはglitch(誤動作)と呼んでいます。いつかは製品Bが登場し、売上に貢献しますから、glitchの時こそ株の買い時なのです。

ところが、赤字企業ではPERが算出できません(収益に対するバリュエーションができない)。そこでケン・フィッシャーは売上に対するバリュエーションであるPSRなるものを考え出しました。

PSR=時価総額/総売上高
ルール1.PSRが1.5より高い企業は避ける。3を超えていたら絶対買ってはいけない
ルール2.PSRが0.75以下になっているスーパーカンパニーを見つけろ
ルール3.PSRが3.0〜6.0ぐらいになったら売りぬけろ。スーパーカンパニーがその特質を失うようであればやはり売れ

また、PRRなる指標も考えています。

PRR=時価総額/研究開発費

研究開発は必ずしも最先端の技術である必要はありません。ごく基本的な製品の開発でもいいのです。要は、将来的に大きな利益を生み出しそうな研究をやっている企業を、安い時に買え、ということです。

ルール1.PRRが15以上のスーパーカンパニーは買うな
ルール2.PRRが5〜10のスーパーカンパニーを買え

低PSRは小型株で有効に働くきます。大企業はPSRが自然に1.0かそれ以下になるようです。PSRはハイテク以外のスーパーカンパニーでも有効に使えます。

コメント
PSRを使う前に、対象とする企業が「スーパーカンパニー」であることが前提としてあります。事業素質の良い企業がある年度で赤字を出したらその時に買う、というのは「バフェットの銘柄選択術」にも書いてあり、同じアプローチです。

ハイテクを得意とする父親の投資法はまるまる受け継がれているようです。ケン・フィッシャーはこれにPSRなる概念を加えて、いわばハイテク株のバリュー投資を実践していると言っていいでしょう。

日本企業は売上高をやみくもに追いかける経営をしているので、PSRは効かないだろうなーと思いつつパーシャルオーナーのコラム(2004年4月10日)をもう一度読んでみると、やっぱり予想通りでした。バリュー指標の中では最低の結果。

何だかんだ言って、PSRの概念をケン・フィッシャーが考えなければ、「ウォール街で勝つ法則」においてオショーネシーは重要な指標を見逃すことになったと思います。

彼の成績を見たかったのですが、どうもプライベートに資金を集めているらしく、見ることはできませんでした。まあ、かなり良さそうなのは想像できますが。Forbsでコラムが読めるみたいですね。面白い記事があったら機会を見てまた紹介します。

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